整形外科は接骨院と違うの?(1999年11月3日)
整形外科と接骨院は違います。接骨院、治療院、整体などにおける「治療」は
医療類似行為で正式の医療ではありません。まず最大の違いは資格です。病院、診療所は「医師」
でなければ診療できませんが、接骨院、治療院などでは「医師」である必要はありません。
素人には分かりにくいかもしれませんが、接骨院や治療院の「先生」や「院長」は医師ではありません。
「医師」になるには大学の医学部(6年間)を卒業し医師国家試験に合格する以外に方法はありません。
接骨院などの先生も「柔道整復士」とかの国家資格を持っている人もいますが、この資格は大学を卒業
してなくても3年ほどの専門学校
(夜間のコースすらあります。医学部には夜間コースなど絶対にありません)
に通って国家試験に合格すれば取得できるものです。看護学校とほぼ同等の教育と思われます。
医師が、大学卒業後さらに大学院で4年間研究を重ねて「医学博士」になり、
卒業後6年以上の専門医教育を受けて試験に合格しないと「認定医」になれないことと
比較すれば、医師と医療類似行為者の資格の違いは明らかですね。
接骨院などでは、夜間は専門学校に通って昼間は「先生」という無資格の「えせ先生」
もいますし、整体などでは国家資格すらありませんからいわゆる「先生」の質が問題です。
白衣を着て、マッサージなどをしてくれるから「先生」で、専門家なんだろうと思ったら大間違い
ただの素人ということがあることを忘れないで下さい。
えらそうな「先生」もいますが、そんなにえらい「先生」なら、どうして大学の医学部に
入学できなかったのでしょうか。
接骨の先生に背骨が曲がっていてこのままほっといたらひどいことになると言われたとか、
誤った治療を受けて却って病気を悪くされている人がいます。
医師と医療類似行為を行う者とどちらが病気を正しく認識できるか、常識を働かせて考えて下さい。
最新の科学的な現代医療にどうしても馴染めない人もおられるでしょうが、伝統と経験に偏り
科学的根拠に基づかず、レントゲンを撮影する資格もない医療類似行為者に
あなたの大事な体を任せることには慎重になるべきと医師である私は考えます。
整形外科の専門医であるかについては
「日本整形外科学会認定医」
であるかどうかをチェック
すれば一応可能です。これはその医師が専門医として最低限の教育は受けたことを保障します。
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