お久しぶりです。サボっていたのではなくて、多忙を極めた
からです。今日は風邪をひいて寝ています。それでやっと更新する
時間が取れました。
医師の仕事が診察や治療だけではないことをご存知の方はご存知
ですが、ご存知でない方はご存知でありません。
まず、診療が仕事の中心であることは当たり前ですが、
(1)書類の作成。診断書の作成が医師の仕事であることはご存知
ですね。患者さんの権利を擁護できるようにどんな悪意を持っても
曲解出来ないように表現を練らないといけません。定型的に書いた
ほうがいいもの、不必要に細かなことの記載を要求するものなど。
本人自身が書類を請求した場合、書類への記載事項については医師
の守秘義務の放棄を求めたものと考えて構わないと考えますが、
第三者からの依頼の場合、書いていいものか分かりません。従って
放置するしかない、ということもあります。
記載内容について顧問弁護士と相談したり、かなり神経をすり減ら
します。書類がなかったらどんなにいいでしょう。
(2)時間外診療。当院は午後6時までですが、実際に一応帰宅
できるのは8時過ぎです。まあ仕事は山のように残っていて、明日
できることは明日やればいいさ、と割り切って帰宅しないと身体が
持ちません。朝は8時(診療は9時から)から往診とかやってます
ので、やや疲れます。
しかし普段かかってらっしゃる患者さんで、救急車を呼ぶほどでも
なさそうだしなあ、でも動けない、となれば往診しますよ。
(3)勉強。医師の仕事は新しい知見、技術を常に把握し、評価して
取り入れるかどうか、インターネットや個人的な経路で情報を当たり
確かなものか調べる必要があります。医師の勉強会は大体夕方7時
くらいからあります。場所によっては6時にピタッと扉を閉めて飛んで
いかないと間に合いません。また土曜日や木曜日は勉強会が多い。
以前と比較すればインターネット経由で世界中の情報が瞬時に得られる
ようになり便利になりました。
(4)手術。整形外科医は大学にいなくても整形外科医なんですね。
入院が必要な手術はやりませんが、日帰りでできる手術はやってます。
整形外科医の手術の対象は、主に形と機能の再建です。工夫と独創性
の手術は私のテーマであり、おとなしく地域医療だけやってればいい
んだよ、と言われてもそれは不可能です。
もし地域医療だけをやれと言われたら、教職か研究職に戻るでしょう。
(5)介護保険。介護が必要になるのは、多分に予防医学の失敗です。
事故や先天性疾患は介護保険の対象にならない?
とすれば、介護が必要な身体不自由のかなりが、本人に責任がある?
整形外科医は前回にも述べましたが、身体不自由を生じないような
身体の使い方を指導するのが仕事です。医師免許がない、つまり
正式な医療の教育を受けていない民間医療にかかって身体不自由が
悪化したりしてもそれは本人の責任であって、整形外科医の責任では
ありません。
辛口な意見ですね。でも人間はミスをするものです。
分かってて言っているのです。更新がおざなりになっていた言い訳?
(2000年5月28日)
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