サイバー医療相談
 膝関節の痛み(1)(1999年9月26日)
 膝関節は人体のなかで、最も大きい関節です。年齢とともに、軟骨が摩耗して 擦り切れ、変形してO脚になったり、水がたまったりするようになりやすい関節です。 今回は、年齢と使いすぎによって起こってくる変形性膝関節症をとりあげます。
 変形性膝関節症になるのは、中年以降からで、老年になるとかなりの人がこの 病気になっています。原因は簡単で、軟骨の擦り減りです。ひどくなると軟骨が なくなってしまい、大腿骨と下腿骨とがぶつかって痛みを起こしている場合もあって、 日常の生活動作が困難になります。こうなったら人工膝関節置換手術を受けるか、 不自由に甘んじるか、どちらか一方を選ばなければなりません。
 まあ痛みを我慢できる人は手術を受けなくても、別に死ぬわけでもなし、 構わないのですが、生活の質は低下しますし、尊厳を保つことが困難になってきます。 そこで、いつまでも充実した人生を送るためには、この病気にならないことが重要 です。変形性膝関節症にならない方法は分かっているのですから、なってしまった 人は自分の責任が問われますね。
 それではどうすれば変形性膝関節症にならないかをお話しします。
 はじめにお話したとおり、これは膝関節の中の軟骨の摩耗によって起こる病気 です。したがって、予防は軟骨の摩耗を避ければいいのです。簡単ですよね。
 具体的には、1)体重を増やさない。2)正座、よこすわり、あぐらをしない。 3)太ももの前面の筋肉(大腿四頭筋)を鍛える、ことが大切です。 実際、変形性膝関節症にすでになってしまっている方は、上の3つの注意点を まもれていない人ばかりといっても過言ではありません。 たったこれだけのことで、膝の変形は防げるのです。

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